若狭に春を告げる「サヨリ漁」が解禁致しました!
サヨリは 20~30cmのスマートな延長形で、細長い下顎が特徴。
この下顎の先端部は赤く、美しい色かどうかが鮮度のバロメーターにもなります。
魚体は背部が青緑色で小さな鱗があり、体側、腹部は銀白色です。
中間のブルーのラインがなんとも爽やか。
上からは海の青さ、下からは太陽光の白さにうまく溶け込み、外敵から身を守っています。
ちなみに漢字では「細魚」「針魚」の字を当てます。
サヨリは旨み成分を適度に持ちながら脂質が100g中1.3gととても少ない白身魚で、
消化もしやすく病中や高齢者にも進めやすい良質たんぱく源だと言えます。
サヨリの腹の中は黒く、苦味のもとになるので、よく水洗いします。
サヨリはいろいろな食べ方に向きますが、特に刺身や酢の物がおすすめ。
さよりささ漬なら、すぐに食べられてさよりの昆布〆なら、昆布の旨みがコクと深みをプラスします。
天ぷらやフライ、上品な椀種にも。
もちろん丸干し(素干し)は、さっと炙るだけで旨味が強く感じるこの時季限定の干物です。